こんにちは。株式会社ネットワークサービスの橋本です。
コロナ禍を超えたあたりから、日本を訪れる外国人観光客の数が年々増加しており、2024年現在では過去最高の訪日外国人が訪れ、今や日本はインバウンド需要に溢れています。
嬉しいことにこの需要は都市部だけでなく田舎にもみられ、山形県の田んぼで囲まれたホテル「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」は連日外国人観光客で賑わっています。
多くの外国人は、日本が独自に持つ田舎の世界観を求めているのです。
ですが、田舎で外国人を受け入れ、対応するには、それなりの準備と工夫が必要です。
「どうやって呼べばいい?」「英語が話せないけど大丈夫?」「トラブル対策は?」
今回は、そんな不安を持つ地域の方々に向けて、田舎に外国人観光客を呼び込む具体的な方法とその対策を紹介します。
なぜ今、田舎が外国人観光客に注目されているのか?
コロナ禍以降、旅のトレンドは「密を避ける」「自然を楽しむ」「本物の体験」がキーワードになっています。
都市部の定番観光地だけでなく、
- 地元の暮らしに触れられる「田舎ステイ」
- 静かでゆったり過ごせる「地方の温泉・農村」
- 日本独自の伝統文化を体験できる「地域の祭り・農業・手仕事」
こういった“本物の日本”を求めるインバウンド観光客が増えているのです。
これは、地方にとって大きなチャンス。
うまく対策すれば、外国人観光客は田舎の経済・雇用・文化にとって強力な味方になります。
外国人観光客を田舎に呼び込む方法5選
1. インバウンド向けの情報発信を整える
まずは「知ってもらう」ことが第一歩です。
どんなに魅力があっても、外国人に知られていなければ訪れてはもらえません。
- 英語や多言語に対応したWebサイトやSNSアカウントの開設
- Googleマップへの登録・写真・口コミ対応
- TripAdvisorや海外旅行サイトへの情報掲載
観光資源だけでなく、「田舎ならではの暮らし・人とのふれあい」が魅力だということをしっかり伝えましょう。
2. 外国人が喜ぶ「地域体験」をつくる
田舎には、外国人にとって新鮮な体験がたくさんあります。
- 農業体験・漁業体験
- 和食づくりや味噌づくりワークショップ
- 書道や茶道、盆踊りなどの伝統文化
- 地元の人と交流する「民泊」や「ホームステイ」
体験の前後で写真を撮れるようにしたり、英語で説明できるツールがあるとさらに満足度が上がります。
3. 翻訳・通訳環境を用意する(デジタルもOK)
すべて英語で対応する必要はありません。
今は翻訳アプリや音声ガイド、スマホを使った「多言語案内ツール」がとても進化しています。
- QRコードで外国語表示される案内板
- AI通訳アプリの活用(VoiceTra、Google翻訳など)
- 写真・イラストを使ったメニューやチラシ
地元の人が話せなくても、「伝えようとする姿勢」があれば外国人は感動してくれます。
4. トラブル対応マニュアルを事前に整備
外国人観光客を受け入れるうえで、不安なこともありますよね。
- マナーや文化の違いへの配慮
- 病気・ケガ・迷子などのトラブル時の対応
- 緊急連絡先(警察・病院など)の整理
このような「いざという時」の対応マニュアルを町内会や自治体で整備しておけば、安心して受け入れられます。
5. 地域全体で受け入れる意識づくりを
観光は一人ではできません。
民宿・飲食店・商店・交通・地元の住民…地域全体でおもてなしを考えることが大切です。
- 定期的な勉強会やワークショップの開催
- 外国人との交流イベントの実施
- 子どもたちに英語で話しかけてもらう取り組み など
「うちの田舎に外国人なんて来るかな?」という不安は、まず「1人でも来た時にどう迎えるか」から始まります。
田舎こそ、外国人観光客を歓迎できる場所に
都市のような派手な観光地がなくても、
田舎には「人の温かさ」や「素朴な体験」といった、唯一無二の魅力があります。
外国人観光客は、そうした“日本の原風景”を探しています。
あなたの地域の自然、暮らし、文化、人との出会いが、
きっと誰かの旅のハイライトになるはずです。
私たちが提供させていただいている自治体・町会をDX化するアプリ「A6HA(アロハ)」では、自治体・町内会のあらゆる業務を効率化、デジタル管理できるので、外国人観光客を受け入れるための対策を迅速に進めることができます。
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