「デジタル化したいとは思うんだけど、お金がかかりそうで…」
町内会の役員さんからよく聞く言葉です。気持ちはよくわかります。ただ、よく調べてみると、導入費用の一部や全部を補ってくれる補助金が意外とあります。
この記事では、2026年現在に活用できる(または活用が見込まれる)補助金・支援制度をまとめました。全国規模のものから特定の市の制度まで幅広く掲載しています。お住まいの地域に近いものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
現在確認できる主な補助金・支援制度
| 制度名 | 主な対象 | 補助の規模 | 申請時期 | 対象地域 |
|---|---|---|---|---|
| デジタル田園都市国家構想交付金 | 自治体 | 1/2補助 | 毎年度 | 全国 |
| デジタル基盤改革支援補助金 | 自治体 | 全額 | 2026年度は要確認 | 全国 |
| 岡山市 町内会デジタル活用促進事業補助金 | 町内会 | 上限10万円(1/2) | 2026年5月1日〜 | 岡山市 |
| 長浜市 草の根防災体制育成事業補助金 | 自治会 | 上限10万円(1/2〜1/3) | 2026年4月1日〜 | 長浜市 |
| 新潟市 地域活動補助金 | 自治会・地域団体 | 上限60万円(最大全額) | 2026年4月1日〜 | 新潟市 |
① デジタル基盤改革支援補助金(総務省)
自治体が基幹業務のシステムをクラウドや標準化システムへ移行するための補助金です。住民票の発行や税務処理といった行政の中核業務が対象で、補助率は原則全額(自治体の規模によって上限あり)。
町内会・自治会が直接申請できる制度ではありませんが、自治体のDX化が進むことで、地域への情報提供や行政連携がスムーズになります。電子回覧板や防災情報の共有がしやすくなるのも、その延長線上にある話です。
令和7年度(2025年度)が当初の予定期間の最終年度でした。2026年度以降に延長・継続されているかどうかは、総務省または各自治体の担当部署にご確認ください。
② デジタル田園都市国家構想交付金(内閣府)
地方創生を目的に、地域課題の解決や魅力向上につながるDXプロジェクトを支援する交付金です。アプリやクラウドサービスの導入費用も対象になります。補助率は1/2で、毎年度募集が行われています。
こちらも自治体が主体となって申請する制度です。電子回覧板や防災情報共有ツールの導入を自治体が検討している場合、この交付金の活用につながる可能性があります。「自治体と一緒にデジタル化を進めたい」という地域では、まず自治体の担当部署に相談してみるのがいいかもしれません。
③ 岡山市 町内会デジタル活用促進事業補助金(2026年5月〜)
岡山市が町内会向けに設けた補助金で、デジタルツールの導入費用を支援します。システム購入費・構築費だけでなく、サービス利用料も対象になるのがポイントです。
- 補助率:1/2
- 上限:10万円
- 申請期間:2026年5月1日〜2027年3月1日(公募予定)
A6HAのような月額制のサービスでも、利用料が補助対象に含まれる可能性があります。岡山市内の町内会の方は、導入を検討するよいタイミングかもしれません。
ただし、岡山市内(北区・中区・東区・南区)の町内会に限定されています。申請条件の詳細は市の窓口でご確認ください。
📎 岡山市公式サイト / 補助金ポータル掲載ページ
④ 長浜市 草の根防災体制育成事業補助金(2026年4月〜)
滋賀県長浜市が自治会や自主防災組織を対象に実施している補助金です。防災資機材の購入・避難啓発活動・備蓄食料品の購入など、複数の事業区分があります。
- 補助率:1/2〜1/3(事業区分により異なる)
- 上限:10万円
- 申請期間:2026年4月1日〜
防災と聞くとハード面(資機材)のイメージが強いですが、実際の災害時には「情報をどう届けるか」が非常に重要です。この補助金で物資の準備を整えながら、A6HAで安否確認や緊急連絡の仕組みもあわせて整えると、より実践的な防災体制になります。
長浜市限定の制度ですが、各地で同様の防災関連補助金が設けられているケースがあります。「防災活動の費用を補助してほしい」という自治会は、お住まいの市区町村の防災担当窓口に問い合わせてみてください。
📎 長浜市公式サイト
⑤ 新潟市 地域活動補助金(2026年4月〜)
新潟市が自治会や地域団体の自主的なまちづくり活動を支援する補助金です。活動の性質によってA〜C型に分かれており、補助率が異なります。
- A型:全額補助(10/10)
- B型:3/4補助
- C型:1/2補助
- 上限:60万円
- 申請期間:2026年4月1日〜
デジタル化を活用した情報発信や地域コミュニティ活性化を目的とした活動であれば、通信費やシステム利用料が対象に含まれる可能性があります。A型が適用されれば自己負担なしで取り組めるケースもあるかもしれません(適用可否は必ず市窓口に確認を)。
新潟市限定ですが、上限60万円というのは地域の補助金としては規模が大きい部類です。
📎 新潟市公式サイト
お住まいの地域で補助金を探すには
ここまで紹介した補助金はどれも特定の市・地域の制度です。「うちの地域には何もないのかな」と思った方も、諦めるのはまだ早いかもしれません。
まず試してほしいのが、補助金ポータルでの検索です。「自治会 デジタル」「町内会 ICT」「まちづくり デジタル化」などのキーワードで絞り込むと、各地の制度が見つかることがあります。
もうひとつは、市区町村の窓口への直接問い合わせです。補助金ポータルに掲載されていない制度もあるので、「自治会のデジタル化に使える補助金はありますか」と聞いてみるのが一番確実です。
申請前に確認しておきたいこと
- 自分の団体が対象者に該当するか
- 申請期間(特に受付開始日)を見逃していないか
- 導入したいサービス・システムが対象経費に含まれるか
- 必要書類(活動計画書・見積書など)を準備できるか
- 担当窓口への事前相談が必要かどうか(多くの制度で推奨されています)
まとめ
補助金の制度は毎年変わります。今回紹介したものも、年度が変わると内容が変わったり募集が終了したりするので、申請を検討する際は必ず最新情報を実施機関に確認してください。
ただ、岡山市・長浜市・新潟市の事例が示すように、町内会・自治会のデジタル化を支援する補助金が全国各地で少しずつ広がっています。補助金を活用できれば、費用の心配を減らしてデジタル化の第一歩を踏み出せます。
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