みなさんこんにちは。株式会社ネットワークサービスの橋本です。
日本は地震、台風、大雨など、自然災害の多い国です。
いざ災害が起きたとき、自治会や町内会の役割はとても大きく、特に「情報発信」が生死を分けることさえあります。
特に田舎だと自然が近くにある分、自然災害の被害が大きくなりがちで、加えて少子高齢化によって動きが鈍くなったり、助け合うことができず、悔しい思いをしてしまうことにもなりえます。
この記事では、災害時における自治会・町内会のインターネット活用について、なぜ重要なのか、どうやって情報を発信すればよいのかを、実践的にわかりやすく解説していきます。
なぜ災害時に「自治会・町内会の情報発信」が重要なのか?
災害が起きると、行政や警察、消防からの情報が集まるまでに時間がかかることがあります。その間、地域住民の不安はどんどん高まっていきます。
そこで、地域密着の自治会や町内会が果たすべき重要な役割が「すばやく・正確に・安心感のある情報」を発信することです。
例えばこんな情報が求められます:
- 地域の避難所の開設状況
- 避難経路や危険箇所の共有
- 安否確認の手段や掲示方法
- 水・食料・電源などの供給状況
- 高齢者・障がい者などのサポート依頼情報
こうした情報は、地域の人しか把握できない、かつ必要性の高い内容。
だからこそ、自治会や町内会が、インターネットを使って迅速に伝える必要があるのです。
なぜインターネットでの発信が必要なの?
紙の掲示板や回覧板では、災害時には十分に機能しないことが多いです。
停電、外出困難、物理的な破破損などによって「伝わらない」ことが命に関わります。
そこで、スマホやパソコンで確認できる「インターネット発信」が非常に有効になります。
インターネットの利点:
- 即時性:情報をすぐに共有できる
- 同時配信:多くの人に一斉に届けられる
- 安否確認や双方向の連絡も可能
- 外出せずに最新情報が確認できる
- バックアップやログが残せる
どんな方法で情報を発信すればいいの?
1. SNS(LINE、X(旧Twitter)、Facebookなど)
手軽に始められて、災害時にリアルタイム発信がしやすいのがSNSです。
ただし、拡散性が高いため、情報の正確性と発信者の信頼性が重要になります。
💡ポイント
・公式のアカウント名に「◯◯町内会公式」などを明記
・誤情報を流さないように発信ルールを事前に決めておく
・住民にフォローや登録を事前に呼びかけておく
2. 専用の「電子掲示板」や「自治体・町内会SNS」の導入
町内会・自治会専用のSNSや掲示板ツールを使えば、限られたメンバーだけに正確な情報を届けることが可能です。
メリット
・外部に漏れにくく、セキュリティ性が高い
・配信履歴や既読確認ができる
・避難先や物資配布の案内も円滑に
高齢者にも見やすいUIが用意されているツールも多いため、導入ハードルも低めです。
3. 自治体と連携した情報配信ツール(例:防災アプリ、緊急速報サービス)
一部自治体では、LINE公式アカウントや地域防災アプリと連携し、自治会が投稿できる仕組みを整えているところもあります。
事前に役所と連携しておけば、**「地域→行政→住民」**という情報ルートがスムーズになり、信頼性の高い情報を共有できます。
実際に準備しておくべきこと
災害時に慌てずに情報を発信するために、平常時から以下の準備をしておくことが大切です。
- SNSや掲示板の運用ルールを作っておく
- 情報発信者を複数人決めておく(担当が不在でも対応可能に)
- 高齢者やネットに不慣れな方へのサポート体制を整える
- 住民に日頃から「登録・閲覧の習慣」を作ってもらう
まとめ:災害時こそ、自治会・町内会のインターネット活用を
災害時における「情報の力」は絶大です。
そしてそれを一番早く、正確に届けられるのは、地域に密着した自治会・町内会です。
紙や口伝えだけでは届かない時代だからこそ、インターネットでの発信をしっかりと準備し、運用していくことがこれからの地域防災のカギになります。
「うちはまだSNSとか苦手で…」という地域こそ、早めの準備が大切です。
地域の命と安全を守るために、まずは小さな一歩から始めてみませんか?
私たちが提供させていただいている自治体・町会をDX化するアプリ「A6HA(アロハ)」は、防災アプリとしても優秀です。あらゆる事態を想定し、事前に避難指示や避難場所、避難経路などが分かるメッセージを用意し、いざという時はスマートフォンからボタン一つで共有することが可能です。
さらに、安否確認、救援要請、救援サポートまで可能で、ありとあらゆる有事に備えることができます。
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